ディーン・モーリアリティが登場するに至って、路上放浪の生活と呼べそうなぼくの人生が始まった。(『路上』1959年/福田実・訳)
ディーン・モーリアリティの登場で、ぼくの人生のもうひとつの章、路上(ロード)の人生とでも言えそうなものが始まったのだ。(『オン・ザ・ロード』2007年/青山南・訳)
ハイ・ティーンの頃に大きな影響を受けた、
ジャック・ケルアックの『路上』。
アメリカ人ですら驚愕するアメリカ大陸の広さと
自らのビートがうながすままに行動することの素晴らしさ。
そんなことを知った一冊。
現代的な文章に再訳された『オン・ザ・ロード』。こちらも何度読んでも飽きない。
いついかなる時も、ひとは人生の「路上」にいるのだ。無限に広がる、道の上に。
仏教に傾倒し、日本文化にも造詣の深かった
ケルアックの三行詩「Haiku」。
The low yellow
moon above the
Quiet lamplit house.
静かな明かりが灯る
家の上に
低い黄色の月が
(拙訳)
(拙訳)
(1922-1969)
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